北海道ひとり旅-美瑛編
2012年 08月 11日
タイトルはひとり旅だけど、富良野と美瑛は従兄夫婦と3人旅。
富良野を出てしばらくすると従兄が、「今、チラッときれいな風景が目に入ったから降りて写真を撮っておいで」といい、車を少しバックさせて待っていてくれた。
「日新ダム」と記してある、誰もいないダム橋を歩いてゆくと、鏡のように静まりかえった湖面が、山々と空を映して広がっていた。うぐいすのきれいな鳴き声だけが木霊している。
写真を撮っていると年配のご夫婦が歩いて来られた。富良野祭りに出かける途中に立ち寄ったといい、束の間の立ち話をした。ご主人が言うには、
「この先に『青い池』というところがあるからぜひ行ってみなさい」と、道を教えてくれて、別れ際にもう一度、ぜひ行ってみるようにと念を押された。
予定外だけれど、従兄に頼んで、教えてもらった「青い池」へ寄り道することにした。
入口に目立たない看板で「青い池」とある。○○池、ではなくて名前そのものが青い池というらしい。駐車場には車が20台ほど停まっている。
砂利道をしばらく歩いた林の奥に、その青い池は姿をあらわした。見たこともないコバルトブルーの色!
木々の立ち枯れする姿、幻想的な水色。不思議なところだった。
道産子の従兄も知らなかったというこの場所は、昔は地元の人しか知らなくて地図にもガイドブックにも載っていなかったのだとか。
→wiki「青い池」
**************************************
翌朝、宿の近くを流れる美瑛川を見に行くと青い池より色は薄いもののやはり青い。
付近の湧水に含まれる成分が美瑛川にも流れ込んでいるからなのだそうだ。
帯広へ行く前に従兄の奥さんの希望で日本画家の「後藤純男美術館」へ寄った。
北海道を車で走っているとき、何度も「逃げ水」を見た。晴天の日、まっすぐな道の緩い下り坂に水たまりが現れ、近づくとはどんどん遠ざかり、やがて突然消えうせ、ただの道だけが残るのだ。
逃げ水だとわかっていても目が離せないで見てしまう。手に取れそうでいて決して取れない幻を追いかけていた、遠い日の自分を思い出してしまうからか。
大切なものは自分の足もとにあることに、若い時は気づかなかったから。
富良野を出てしばらくすると従兄が、「今、チラッときれいな風景が目に入ったから降りて写真を撮っておいで」といい、車を少しバックさせて待っていてくれた。
「日新ダム」と記してある、誰もいないダム橋を歩いてゆくと、鏡のように静まりかえった湖面が、山々と空を映して広がっていた。うぐいすのきれいな鳴き声だけが木霊している。
写真を撮っていると年配のご夫婦が歩いて来られた。富良野祭りに出かける途中に立ち寄ったといい、束の間の立ち話をした。ご主人が言うには、
「この先に『青い池』というところがあるからぜひ行ってみなさい」と、道を教えてくれて、別れ際にもう一度、ぜひ行ってみるようにと念を押された。
予定外だけれど、従兄に頼んで、教えてもらった「青い池」へ寄り道することにした。
入口に目立たない看板で「青い池」とある。○○池、ではなくて名前そのものが青い池というらしい。駐車場には車が20台ほど停まっている。
砂利道をしばらく歩いた林の奥に、その青い池は姿をあらわした。見たこともないコバルトブルーの色!
木々の立ち枯れする姿、幻想的な水色。不思議なところだった。
道産子の従兄も知らなかったというこの場所は、昔は地元の人しか知らなくて地図にもガイドブックにも載っていなかったのだとか。
→wiki「青い池」
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翌朝、宿の近くを流れる美瑛川を見に行くと青い池より色は薄いもののやはり青い。
付近の湧水に含まれる成分が美瑛川にも流れ込んでいるからなのだそうだ。
帯広へ行く前に従兄の奥さんの希望で日本画家の「後藤純男美術館」へ寄った。
北海道を車で走っているとき、何度も「逃げ水」を見た。晴天の日、まっすぐな道の緩い下り坂に水たまりが現れ、近づくとはどんどん遠ざかり、やがて突然消えうせ、ただの道だけが残るのだ。
逃げ水だとわかっていても目が離せないで見てしまう。手に取れそうでいて決して取れない幻を追いかけていた、遠い日の自分を思い出してしまうからか。
大切なものは自分の足もとにあることに、若い時は気づかなかったから。
by mamag_riry
| 2012-08-11 05:20