容疑者xの献身
2010年 01月 04日
東野圭吾、好きです。
本屋でも他の作家のを買おうと思うけど、つい東野作品を手にしてしまう。
末娘も東野ファン。しばしば母娘で東野談義が始まることもアリです。
中でも、これは秀逸だ! と思うのが「容疑者xの献身」。
先日新聞でちらりと読んだ記事。
数人の著名人に、心に残る本は? というインタビュー記事だったけれど、
そのうち二人が、「容疑者xの献身」を挙げていました。 うーむ、うなずける。
読み終えたあとも胸の中で、熾き火のようにチロチロと明るみ、
いつしか心のどこかに棲み着いていた・・・、
そんな作品に出会えるのは、本を読む深い悦びです。
原作を読んだあとで映画化やドラマ化されたものを見るとがっかり、
ってことがあるのであまり見たくないのですが、
先日放送された映画 「容疑者xの献身」は原作に忠実な脚本でよかった。
特に印象深いシーン。
友人xが犯人であることが確信に変わり、絶望する湯川。
ストーリーの中の、ひとつのキーになるシーンです。
演じていたのは福山雅治。
”出来過ぎ男”の感があって、ちょっと敬遠気味だったけど彼を見直した。
後ろ姿だけで深い絶望感を表現したその演技はなかなかのもの。
もちろんカメラワークもすばらしいけど。
そしてラストシーンのどんでん返しは東野圭吾の真骨頂です。
堤真一演じる容疑者x、文句なし魅せてくれました。
成功するかに見えた天才の完全犯罪は
ごく普通の常識をもった女性の良心によって、寸前で砕け散る。
ありそうでなさそうで、でもひょっとしたらありそうなコワ〜い諸々。
渋谷のスクランブル交差点で行き交う人の群れを、サンプリングとしてヒョイと
つまみあげたら、東野ストーリーに出て来そうな人が最低一人はいる確率は、
かなり高いと思う。
我々はこの時代、恐怖と隣り合わせで生きているってことになりますか…ね。
本屋でも他の作家のを買おうと思うけど、つい東野作品を手にしてしまう。
末娘も東野ファン。しばしば母娘で東野談義が始まることもアリです。
中でも、これは秀逸だ! と思うのが「容疑者xの献身」。
先日新聞でちらりと読んだ記事。
数人の著名人に、心に残る本は? というインタビュー記事だったけれど、
そのうち二人が、「容疑者xの献身」を挙げていました。 うーむ、うなずける。
読み終えたあとも胸の中で、熾き火のようにチロチロと明るみ、
いつしか心のどこかに棲み着いていた・・・、
そんな作品に出会えるのは、本を読む深い悦びです。
原作を読んだあとで映画化やドラマ化されたものを見るとがっかり、
ってことがあるのであまり見たくないのですが、
先日放送された映画 「容疑者xの献身」は原作に忠実な脚本でよかった。
特に印象深いシーン。
友人xが犯人であることが確信に変わり、絶望する湯川。
ストーリーの中の、ひとつのキーになるシーンです。
演じていたのは福山雅治。
”出来過ぎ男”の感があって、ちょっと敬遠気味だったけど彼を見直した。
後ろ姿だけで深い絶望感を表現したその演技はなかなかのもの。
もちろんカメラワークもすばらしいけど。
そしてラストシーンのどんでん返しは東野圭吾の真骨頂です。
堤真一演じる容疑者x、文句なし魅せてくれました。
成功するかに見えた天才の完全犯罪は
ごく普通の常識をもった女性の良心によって、寸前で砕け散る。
ありそうでなさそうで、でもひょっとしたらありそうなコワ〜い諸々。
渋谷のスクランブル交差点で行き交う人の群れを、サンプリングとしてヒョイと
つまみあげたら、東野ストーリーに出て来そうな人が最低一人はいる確率は、
かなり高いと思う。
我々はこの時代、恐怖と隣り合わせで生きているってことになりますか…ね。
by mamag_riry
| 2010-01-04 09:53