時は移りて
2017年 06月 14日
昨日職場で、ここしばらく見かけていなかった人にバッタリ。
なんかいつもよりにこやかに呼び止められ、お顔が見られたうれしさと以前より和らいだ表情にふっと安心。
ところが開口一番「長い間お世話になりましたが来週で退職することになりました」
聞き間違えたかと思い問い返したくらい。言葉を失うほどショック。
彼はその学校の学生だった。3年間の専門課程を卒業後、優秀な彼は助手になった。
月日がたち、やがてある学科の長として腕を振るっていた日々。
学生とも真正面に向き合い、彼を慕ってがんばったたくさんの学生が社会に巣立っていった。
周囲からの信頼も厚くやがては学校長になる人だと言われていたが、
くだらない派閥の中で、思うように進まないあれこれはどんなにか心を苛んだことか。
ストレスで3か月近く休職したあとの決断だったという。
難しい顔だったのが和らいだ表情にかわっていたのはそんな経過の末の大きな決断の後だったせいだろう。
今、40歳なのですって。
彼の前途に幸多かれと願うことしかできないけれど、飛び立つ時がきたのだと思う。
誠実で有能な人、きっと未来はある。
思えば私も26年目になる。そろそろかな、、、と思いつつ過ごしている今年なのに、
なんだか先を越されてしまったような気がする。
時は過ぎゆく。
by mamag_riry
| 2017-06-14 09:01